体質に合った朝食とは
朝食はどんなものを食べるべきか?
朝食に何を食べるかで
その日一日のパフォーマンスを左右すると言っても過言ではない!
朝は和食が良い、とか
朝からしっかり糖質とたんぱく質を摂りましょう、とか
巷には様々な食に関する情報が溢れています。
では、どの情報を信じて食事を摂ればよいのでしょうか?
それはあなたのお腹に聞いてみてください。
夕食に食べ過ぎて、食欲がなければ抜いても良いでしょう。
逆に前日の夕食を早い時間に済ませたり軽めに済ませて
朝に空腹を感じるようであれば食べましょう。
少し体質別に詳しく説明していきます。
✓お腹が空いていないケース
普段から消化がゆっくりであまり空腹を感じにくい体質の方であれば、
昼食まで何も食べなくても良いです。
普段は消化が早く、すぐに空腹を感じる体質の方は、
空腹時間が長くなってしまうと消化液で内臓を荒らしてしまったり
落ち着きがなく集中力がなくなったり
イライラしてしまう、なんてこともありますので
昼食まで待たずに10時ぐらいに一度バナナ1本とかナッツ、デーツなどの軽食を摂りましょう。
ここでのポイントは昼食までに消化が完了する質と量の食べ物です。
その他にも空腹ではエネルギー不足を感じる方や普段から不規則な食事の方は
液状のポタージュや汁物、お粥などの消化の良いものを食べるという選択がおすすめです。
✓お腹が空いているケース
朝お腹が空かない人にとっては信じがたいと思いますが
朝起きた瞬間から「お腹空いたー」という人や
お腹が空いて目が覚めるという体質の方もいます。
そのような方は朝からしっかり食べましょう。
朝起きる時間が早い方や起きてからしっかりと体を動かす習慣のある方は
起きてすぐは空腹を感じなくても
活動しているうちに空腹を感じるということもあるかと思います。
そんなときも適度な質と量の朝食を摂りましょう。
朝食に避けた方が良い食材
とても消化力が強い方を除いて
朝食に避けた方が良い食材をご紹介します。
✓生野菜
朝は一日の中でも一番消化力の弱い時間帯です。
更に寝起きはまだ内臓も活動を始めていません。
加熱調理で消化のしやすい形で摂りましょう。
✓ネバネバ系の納豆、おくら、長芋、めかぶなど
✓ねっとり系のアボカド、ヨーグルト、小麦、餅など
ネバネバ系やねっとり系の食べ物は消化管をゆっくりと移動し、未消化物になりやすい食材です。
食べるのであれば、消化力が高い昼食に食べるようにしましょう。
気を付ける食べ合わせ
✓ご飯×果物
フルーツはとても消化が速い為
食事と一緒に摂ってしまうと未消化物が出やすくなります。
ご飯の後のデザートの定番ですがフルーツは単体で食べるようにしましょう。
毎日決まった時間に食事を摂る
人間の体には体内時計が備わっています。
毎日同じ時間に食事を摂っていると
自然とお腹がグーと鳴って消化液を出してくれるようになります。
まずは空腹感があることが大前提で、できるだけ決まった時間に食事を摂るように心がけましょう。
体の声を聴いてあげよう
私は若いころからよく朝食に納豆を食べることがありました。
特に納豆と卵焼きを一緒に食べた時はお腹が気持ち悪くなると感じていました。
ところが、「朝食の定番の納豆、味噌汁、海苔、焼き魚、卵焼きを食べて
気持ち悪くなるなんて何かの間違いでしょ!」という感じで
自分の体の声に耳を傾けようとせず、毎回同じ失敗をしては
気のせいかな?なんてことを繰り返していました。
今思えば、そりゃ消化力も弱るわけですよ!
たとえ家族であっても生まれ持った体質、生まれ持った消化力の強さは人それぞれです。
また、日によっても体調が異なり、消化力は常に変化します。
他の人にとっては、元気になる食事であってもそれが自分にも合うとは限りません。
食事を作るときから、もしくはよそう時から
今どれぐらい食べたらちょうどいいかな?とお腹の声と相談しながら
食事を用意するようにしましょう。
最適な朝食で元気な1日のスタートが切れることを祈っています。